【体験談】浪人は駿台の東大コースをおすすめする3つの理由

浪人は駿台の東大コースがおすすめの理由受験・予備校
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浪人を決断した時、まず多くの人が悩むのが予備校選びです。このページでは、1年間駿台の東大コースで浪人生活を送り、東京大学に合格した筆者が、浪人生活で駿台をおすすめする理由と注意点についてお伝えします。また、コースや入学時のクラス分け、料金についても解説します。

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Tamura

この記事を書いた人:

  • 地方公立高校出身
  • 現役時に東大不合格→駿台で1年間浪人→東大理科一類合格

結論:おすすめの理由はこの3つ

①東大特化のカリキュラム

東大本郷キャンパス・安田講堂(筆者撮影)

駿台をおすすめする1つ目の理由は東大に特化したカリキュラムです。校舎やコースによって違いがあるかもしれませんが、筆者が浪人していた時はかなり東大入試に特化した授業が展開されていました。

数学や理科はもちろん、理系でも現代文や古文に至るまで、東大コースの生徒だけに対して行われる授業がありました。

筆者が今でもよく覚えているのは、「パワーアップ東大物理」という授業で、東大物理の形式の問題と解答用紙が配られ、時間を測って問題に取り組みます。その後先生が解説し、なんと解答はその先生に添削してもらえます

毎週こうした演習の授業があり、化学や数学についても似た演習があるため、「これは現役生は勝てっこないな」と思ったのをよく覚えています。

東大理系コースの時間割例(駿台HPより)
【公式】コース詳細、入学説明会などについてはこちらから!

②講師の質

秋の本郷キャンパス(筆者撮影)

2つ目の理由は、講師の質です。

実際に1年間授業を受けて分かりましたが、講師の質は圧倒的です。正直、公立高校の先生とは比べ物にならないほど授業が分かりやすいです。

模試や有名な参考書(「東大数学で1点でも多く…」とか)に携わっている先生も多く、一度授業を受ければ「今までの勉強は何だったのか…」と感じると思います。駿台全国模試を作っている先生が直接問題について語るなんてこともありました。

ただし、100%”はずれ”がないわけではありません。体感では90%ほどが”あたり”でしょうか。またクラス分けによってもこの割合は変わってくるので注意が必要です(後述)。

③学習環境

駿台HPより

3つ目は学習環境です。

50分の授業、授業時は座席指定制ブースタイプの静かな自習室と、勉強に集中できる環境がそろっています。

自習室は私語厳禁で、鉛筆が走る音だけが響く非常に静かな空間でした。また自習室以外にも、友達と相談ができるロビーのような勉強スペースもありました。

コース・クラス分け・料金について

入学前後の流れを説明します。

入学前:コースを決める

駿台の東大コースは、現在基本的に以下の2つが設置されています。

  • EX東大理系演習/EX東大文系演習
  • 東大理系/東大文系

EX東大理系/文系演習コースは授業のレベルが高いため入学に「認定」が必要です。駿台模試を受けたことがあればその成績により「認定証」が自宅に届いている場合があります。ない場合は、高校からの推薦を受けるか、または診断テストを受験することになると思います。

認定があるかわからないのであれば、入学説明会で相談すれば確認できると思います。

認定や各コースの詳細は公式HPで確認されるのが良いでしょう。個人的には認定が出ているのなら上位のコースを選ぶのが良いと思います。

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入学後:まずはプレースメントテストを受ける

4月に駿台に入学するとまず「プレースメントテスト」を受けます。これは入学時の学習状況をみるもので、このテストの成績で前期のクラスが決まります。大規模校舎だと、同じコースでもレベルの異なる複数のクラスが設置されるのです。

駿台において「コース」は「どのような内容の授業か」、「クラス」は「どのぐらいのレベルの授業か」を決めるものです。コースは例えば「東大理系」などがあり、クラスは「SA」「SB」などがあります。
大規模校舎だと同じコースでも複数のクラスになっていたり、逆に小規模後者だと複数のコースが同じクラスになっていたりします(その場合分かれて受ける授業がいくつかある)。

内容は非常に基本的なもので、筆者が受けたときは全てマーク式でした。

後期のクラスについては、前期の「駿台記述模試」「駿台学力判定模試」「駿台全国模試」「駿台共通テスト模試」の結果で決まります。

料金

コースによって違いますが「東大理系」コースでは、授業料が1年間で95万円、入学金が10万円です。これに季節講習の料金が加わります。

ただし、入学金は入学説明会参加等で半額になります

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なお、模試の成績が特に優秀だった場合、入学金や授業料の一部が戻ってくる「スカラシップ制度」がありますが、該当するのは非常に高い壁です。(授業料全額免除まであるが、たぶん東大合格よりはるかに難しい。)

注意点

上記で駿台がおすすめの理由を挙げましたが、もちろん入学すれば自動的に合格できるかというと決してそんなことはありません。以下のような注意点もあります。

クラス分けに注意

駿台HPより

駿台では、前期は入学時の「プレースメントテスト」の成績、後期は前期の模試の成績によってクラスが分けられます。コースによってクラスは最上位固定の場合もありますが、そうでない場合は注意が必要です。

なぜなら、受けられる授業の質が変わってくるからです。言い方は悪いですが、下位のクラスには最上級の先生はあまり割り当てられません。また、周りの仲間のレベルも変わってきてしまいます。

授業、教材、仲間どれを見ても上位のクラスに入るに越したことはありません。「基礎からやりたいからあえて下のクラスにしよう」は悪手だと思います。入れる一番上のクラスにしておくべきです。

自主的・自律的な勉強も必要

駿台HPより

予備校全般に言えることかもしれませんが、授業は特に何もしなくても”やり過ごす”ことができてしまいます。毎週の宿題や、予習をしてこないと怒られるなんてこともありません。(もちろん学習効果の面で予習・復習は必須。)

クラス担任はいますが、結局勉強して成績を伸ばすかどうかは本人のやる気に左右されることは間違いありません。逆に言えば、やる気さえ持つことができれば、講師やクラス担任と相談して正しい方向で勉強を進めることができるということです。

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まとめ

春の赤門と桜(筆者撮影)

もちろん筆者は他の予備校を経験したわけではありませんが、経験から言って東大を目指して駿台で浪人生活を送るのは良い選択だと思います

1年間勉強に集中するというのは、後から見ると決して悪い経験ではありません。どんな選択をしたとしても、筆者は全ての努力する浪人生を応援しています。

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